投資スキルはオトナのたしなみ!? 一億総投資時代の婚活事情

みなさん、こんにちは!

今日は婚活とマネーのお話です。

 

先週からの総理指名選挙とトランプの対中国関税砲の影響で揺れる株式市場ですが、それでも日経平均が48000円を記録するほど大変な活況を見せています。

 

日本経済新聞の読者アンケートで、30~40代の毎月新規投資額の中央値が10万円に達したことが明らかになったそうです。NISA制度の拡大と株価上昇が後押しし、20~40代の約3割が3年前比で投資額を2倍以上に増やしたとのこと。全体の中央値は5万円で、主に株式や投資信託が対象となり、投資文化の変化を示していますね。

 

20~40代といえばちょうど婚活のメイン層と重なりますよね。

 

最近は他社さんの会員さんのプロフィールにも資産形成をアピールされる方が増えました。

NISA、個別株、iDECO、ビットコイン 貴金属 etc.

特にNISAは20代の女性の方々もわりと頻繁に書いてあったりしますね。たいていS&P500かオールカントリーなどのインデックス株が目立ちます。 

 

それというのも個人の貯蓄を投資に回し日本経済の成長力を強化、それとともに個人の資産所得を増加させ、所得と成長の好循環を目指すという、岸田政権時の「資産運用立国実現プラン」がその原点といっていいでしょう。

 

確かに「年金がどうなるかわからない今、自分で将来のための資産を作って」というのは少々国家としてムシが良すぎる気がします。

でも、そうも言っていられないのが年を追う毎に深刻化する日本の増税による貧困化です。

 

その影響は婚活にも如実に現れてきており、パートナーに共働き(できればフルタイムで)を希望する男性が増加。そのため元来、年収額の登録を求められていなかった女性会員さんたちも、マッチング率の向上のため最近では自分の年収額を積極的に表示する方がとても増えました。

こんな状況なので、資産形成の一環としての投資への取り組みはますます重要視されていく運命なんですね。

 

投資の世界には元本保証がないものが非常に多いので、取り組むことにネガティヴになる方もまだまだ多いことでしょう。

ただ、私こうも思うんです。

ある意味、資産形成についても平等な時代が来たんだと。

 

私の学生時代の友人に、ご両親ともに医師をされている裕福なご家庭で育った女性がいました。

彼女は20歳の時に親御さんから「これをどう使ってもいいから、自分で株式投資をやってみなさい」とポンと50万円をもらったそうです。それを手始めに大学在学中からしっかりと投資経験を積み、その後も現在に至るまでずっとごく自然に投資を続けてきています。

 

またうちに入会した方の中にも実際数名、ご両親が投資家で、そのノウハウを若い頃から受け継いでしっかりと資産を築いていっている方がおられました。

 

そう、いわゆる富裕層は自分の子女に株式投資を始めとした資産形成のノウハウを教え伝えていっているんです。

物理的な資産の相続だけでなく蓄財の技術も代々相続されていく。

こうして所得格差は静かに引き継がれてきたのですね。

 

その観点で見れば、YouTube等のSNSでも求めさえすれば投資の技術が簡単に手に入る、一億総投資時代と言える状況になった現在は、生まれも育ちも関係なく投資にエントリーしやすい環境になりました。

いってみれば機会の平等、が与えられたと思いませんか?

中学生の頃、マイケル・ダグラスとチャーリー・シーンの映画「ウォール街」を観て、その躍動的で緊迫感のある株取引のシーンに心躍り、「大人になったら株をやってみたい」とワクワクした私からすれば、非常に面白い時代が来たなぁ、と感じます。

(そのくせ大して経験ないのですが汗^^)

 

ワクチン忌避、反グローバリズムの方々の中には、今後の世界はお金を必要としない、物やスキルを互いに交換し合う循環型社会に移行するんだ、という説を支持される方も多いです。

でも私はこの点は疑問を持っていて、やはり現在の経済の構造は一朝一夕に変わることはないと思っています。

婚活中の方にとっても、先の見えにくい現代社会で、将来の家族との生活設計を支えるスキルとして、多少の投資経験はないよりはあった方が心強いのではないでしょうか。

 

でももちろん投資にはリスクがつきもの。

人から与えられる情報だけでなく、自分からもしっかり情報収取して取り組んでいって下さい。

 

昨年がん闘病の末に亡くなられた経済アナリストの森永卓郎さんが警告されていたように、NISAでの一番人気、S&P500やオールカントリーへの投資によって、アメリカに日本の資金がどんどん注ぎ込まれるということには危機感を感じます。

また、いったん世界的不況で大暴落に巻き込まれてしまうと、価格が回復するまで3~40年も要するかもしれないという危険性なども十分理解した上で、自分なりの資産形成に取り組んでいっていただきたいと思っています。