コロナ禍フェーズから新しい段階へ

3月13日の政府によるマスク緩和奨励以降、徐々に繁華街でもマスクを外す人が戻ってきました。

地元の石神井公園あたりでも時間帯によりますが、以前よりは少しずつ素顔の人が増えている様子です。

最近のSNSでは「反マスクじゃないような人も、『マスク外してメイクするの楽しい』『マスクはずしてディズニー最高』とか言う人が出てきて嫌だ」といった、マスク社会のいびつさを映し出すようなコメントも見られます。

一番懸念されるのは、善悪の区別もついていないような子供にまで3年超の実質マスク強制社会が続いたことで、これからいろんな心のケアが必要になっていくのでしょうね。

他人の顔を見たり見られたりするのが怖い、なんていうことにならないように。

 

コロナが5類になる5月8日までちょうどあとひと月。

東京都医師会会長の「移行後もワクチン接種を推奨」などという見解や、また「第9波が来る」という煽りもなくはないですが、ひとまずこれでひと区切りということにはなりそうです。

首相官邸ホームページの「新型コロナワクチンについて」

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html

 

のページで記載されている毎日の接種回数内訳も、5回目接種以降は11月〜12月あたりがピークで、1月頃からは減少に転じて、今はひたすら減っています。

当然ですが、打ち続けている人(常連さん)の割合が多く、脱落したらもう帰ってこない傾向が見られます。

WHOもつい先ごろ、ここへ来て「ワクチンを健康な成人にブースター推奨しない」との梯子外しのような声明を出しました。これだけの人数が射ってしまった後で何を?という感想しかないですが、ある意味計画完了ということなのかな?とも思います。

 

こうしてなだらかに収束のフェーズに入り、一見、社会は2019年以前に戻りつつあるように見えますね。

実際、経営コンサルタントの方とうちの事業についてお話しする機会がありましたが、その時の印象もやはり「コロナやワクチンの問題は時間と共に大きな問題ではなくなっていく」というのが一般的な方の認識のように感じました。

 

ただ、これとオーバーラップするかのようにここ最近目立ってきた社会の変化がありますよね。

主に食に関する不穏なニュースが際立っていたと思います。

 

・肥料・飼料高騰

2021に始まった輸入肥料高騰。ウクライナ危機により世界有数の肥料輸出国から輸出が停滞のため限られた代替物に需要が集中。化学肥料のかつてない大幅値上げに農家や畜産業の経営を圧迫。

 

・畜産業の火災

昨年末から全国の畜産場で相次ぐ火災。

 

・鳥インフル/大量殺処分からの卵不足

「鳥インフル」を理由として、今シーズン全国で処分対象となったの鶏の総数は、3月時点で1500万羽となり(大半が採卵鶏)、全国で飼われている1億3729万羽(2022年2月時点)の1割を超過。

これには「物価の優等生」の卵もさすがに高騰止まらず、そして市場は品薄へ。

 

・酪農危機/牛乳廃棄要請

「増産しろ」からの「牛乳減らせ」の政策転換で日本の牛乳を廃棄させた上、なんと外圧に負けその分を海外から輸入。農水省は2022年末より乳牛1頭処分ごとに15万円交付との方針。

 

・コオロギ食

将来の食料危機対策として大手企業を巻き込んだ空前の遺伝子組み換えコウロギ食の推進。『好気性細菌数が高い』『昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある』『重金属類(カドミウム等)が生物濃縮される問題』などの懸念がある。

 

・代替卵

品薄の天然卵に代わり、植物由来の素材を使った長期保存前提の「代替卵」商品化。 

 

こうして俯瞰すると、コロナ危機フェーズの終焉とともに、新しい「食料危機」フェーズが始まったのが赤裸々に感じられます。

もはやマスクするしないなどでいがみ合っているのは遅れすぎているようにしか感じません。

ウクライナ危機が原因とされる食料危機も、すでに結果ありきでその口実にされているかのようです。

卵が品薄になったのも数ヶ月前からなのに、代替卵の開発もいやに手回しがよいのが気になります。

もともと食料自給率の低い日本(生産額ベースで63%、カロリーベースで38%)ですから、そもそも輸入を止められたらイチコロです。私たちがあてにしている食料の流通はものすごく頼りないものなのです。

また世界に目を向けるとイタリアなどではすでにコオロギを含んだ小麦のピザやパスタへの使用禁止を決めるなど行動が早いですが、この日本の現状では甚だ心もとないですね。

 

この大きな流れに対して、私たちひとりひとりが出来ることは少ないかもしれませんが、少なくとも「コロナ騒動」で目にしてきた「大きな流れだからひとまず乗っておく」「みんながやっているから自分も大丈夫だろう」という他人軸の判断を捨て、冷静に事実だけを観察してどういう選択をするかを考え、それに責任を持つというスタイルが大切だと思います。

 

これからも思いもしない事柄が波状攻撃のように押し寄せてきそうですが、ワクチン禍の轍を踏まないようにすることが大切ですね。