病んでやめたくなる今の婚活はおかしい

マッチングアプリ、結婚相談所、街コン、お見合いパーティ・・。いろいろな出会い方がある今の婚活。

ぱっと見昔の、お見合いおばさんがいて、お見合いをセッティングしてくれるという形からずいぶん変わりましたよね。

 

知らない人といきなり会わなくてすむ

✨家族ぐるみで結婚を押し付けられない

 

などの理由で、今の婚活の方が気楽でいいと考える人は多いかもしれません。

実際、お見合いおばさんなるものは都会は特に存在すらしなくなってしまったようですしね(苦笑)

でもそれなら今の婚活システムがHAPPYかというと、決してそんなことはないのではないでしょうか。

結婚相談所に限ってみても、

 

😭同時並行のお付き合いは当たり前

😭いきなりのお断り

😭毎日メール交換するよう仲人さんに指示される

😭ひたすら数をこなすお見合い

 

正直言うと私は数をこなせばいい、という婚活スタイルが好きではありません。

物質的・精神的に疲弊しますし、これでは婚活そのものがただの苦行に思えてきませんか。

未来のパートナーを探す旅路は本来、もっと心楽しいものであるはずです。

そうはいってもそれが結婚相談所のルールなんだから、という反論もちょっとナンセンスに思います。

 

また、結婚相談所業界というところは、妙に体育会系のように古典的なところがあり、

「頑張った人だけが成婚という結果を手にすることができる」

「並行は当たり前、嫌だと思うことがそもそも間違っている」

「とにかく次いけ次」

というひたすら総当たり戦のように会員さんを駆り立てるやり方のところがまだまだあります。

この辺りもなんだかなあ、と思う所以でもあるのです。

これではお相手が見つかる前に、心身共に疲れ切って婚活を諦めてしまう人も多いでしょう。

 

 パートナー探しは本来、こんなに苦しい戦いになるべきものでしょうか。

私は違うと思います。

最短で、3か月で、半年で、と追い立てるのではなく、

「傷つくのが嫌でゆっくり婚活したければ、長い時間がかかりますよ」と脅すのでもなく、

その方が活動を楽しめる程度の時間を想定して、いちばんいい出会いを見つけるものだと思うのです。

そんなヌルいことを言ってどうするの?という人は、ストイックな総当たりでもいいかもしれませんが(笑)。ただ婚活中の方々SNSなどでは実際にけっこう精神的に参っておられる方が多い印象があります。

 

そもそも、今の婚活でいちばんよくないところは選択肢が多すぎるところです。

昔のお見合いは1対1で向き合い、続けるかやめるかきっちり判断してから次の方に向かっていくものでしたが、今はお見合い申し込みはいくらでも可能。年齢が若い人、話して楽しい人、お金持ってる人、いろんな「お相手候補」がいくらでもいる状況では参加者みなが簡単に決断することができません。

特に条件のいい人はそうなりがちでしょう。

自由は不自由、というやつです。

こんな疲れるだけの婚活では、そりゃあ少子化が改善されることはないでしょう。

結婚くらいもうちょっと楽にさせてよ、と言いたいですよね。

 

しかしこのやり方も数年すればAIの精度が向上し、めくら滅法なお見合いをしなくとも、事前の条件設定だけでかなり絞り込んだマッチングが可能になるかもしれません。人間が選ぶより成婚率が高いよ、なんて。

まあ、それはそれでちょっと怖いものがありますが・・

 

さて将来はともかく、現状で可能な方法を考えた場合、本当は絞り込んだ条件でお見合いを組み、その他の候補は外した状態できっちり向き合う形をとった方が、最終的に早い成婚に至りやすいのです。

カリヨンベルのMINORIAではこの仮説のもと、意味で仲人が会員さまの希望をもとに客観的な相性を考えて、総合的に似合うお二人になるようご紹介をさせていただいており、会員さまにも好評です。

また仲人さん同士で直接紹介し合い、お見合いをセッティングするという「プロフィール交換」による手組みも大変効果的で、これはカリヨンベルの婚活の特色の一つです。仲人さんの推薦ということで互いの気持ち面でもお相手の優先度が上がり、マッチングの確率が上がります。

これは少人数に特化している相談所だからこそできることです。

 

こういった理由で、うちの会員さんにはこういう、数打て的なアドバイスは極力しないようにしています。

それよりも健全なメンタルで、婚活も他のこともそれこそ同時並行で楽しめるという心のゆとりを大切にして、次々と変わりゆく身の回りの制度や食生活などにも自分なりの考え方をしっかりと持った状態で、本当に価値観を共有できるパートナーを探していただきたいと考えています

 

あなたの婚活はほかの人との「結婚レース」ではないのですから。